天使をゆっくり寝かす夜
最近全然寝れてない。
いや、昨日の夜は12時くらいに帰ってきて、着替えもしないで朝10時くらいまで寝た。べらぼうなドカ寝。
のにひどい頭痛、近頃はなぜか眠いときに必ず頭が痛くなる。
自分が二人居たら自分にココアを飲ませて絵本か詩を読んで、ナデナデと寝かしつけたいところだが、実際は猫2匹を左脇と股の間に挟んで寝かしつけている。
猫は暴力的に愛らしい動物で、帰ってくるなりドカリと足の上に座り込み、風呂のときすら非常識にドアをこじあけ濡れたからだに毛をすりつけてくる(これはあまりしないでほしい)
猫がいるので、ふたりを気遣うあまり、家でせかせかとなにも出来ず、大抵ごろりとしている。電気つけたら眩しいかな、とか、今動いたらゆっくり寝られないだろう、とか。それは猫があれもこれもとせかせかしている自分への気遣いかもしれない。休ませてくれてありがとう、天使。
黒猫の敬二は隙あらばビニール袋をかじってしまう猫で気安くビニールは放置できないのだが、その趣向のせいか肌に塗ったクリームを舐めるのも好きで、なにかそういう化学的な味が好きなこなのかなあと心配している。
そのこととアロマに凝ってることもあり、肌にはもう植物性の油しか塗らなくなった。
でも自分もかじっていたね、プラスチックの鉛筆キャップ。ゲルインクペンのおしりをインクが口に入るぎりぎりまで吸い、失敗して口が血のり噛んだみたいになった。
小さい頃は、考えるとよくあんなもの口に入れてたなというものまで口にしていた。
団地住みの男の先輩は、小さいころは歩いているアリをつまんで食べてたと言ってた。先輩はそれがなぜか団地あるあるだと言っていた。そうですか?地面に動いている虫を食おうと思うのは頭がおかしいなと思ったけど、葉っぱや花はよく食べてた気がする。
あとじいさんに騙されて、つばきの実が栗みたいだねと言ったら栗みたいに食べれるじゃて、うんめえよ。ほっぺたおちんよ。と言われ、三番目の兄と庭で焼いて食ったら体験したことないエグみに二人で顔を歪め、悶絶してるのをじいさんがみて笑っていた。あのじじい、、、。
よるがすきだから、ねむくてもよる起きてなにかしていたい。
あさもすきだけど。まぁひるもすきだな。日が落ちるときも耐え難いムズムズを感じるし。今夜は星が綺麗だったし。
とどのつまりいつだってぶるぶるとただの空気に感激するときがある。
この前ある人と、人には陰と陽の人がいるね。と話した。
私は絶対に月の人間なので、太陽に憧れる。
夜は朝が待ち遠しい。楽しいときも光が待ち遠しいし、苦しいときはより一層。
そういう太陽の人が眠いな疲れたなと思ったときに、ココアでも出して寝かせる余裕くらい欲しい。それが月のわたしのやることだと常日頃思う。
映画「恋人たち」を観て思ったこともそういうことで、太陽のひとたちありがとう。月のわたしも自分の星でやれることをやります。と感謝して誓った。
夜があるから朝が眩しい。